オランダで治安のよい場所に住みたい。
どこ?
という質問にお答えします。
客観的に判断するために、リーフバロメーター(蘭: de Leefbaarometer)と言う住みやすさを指標に色分けされたオランダ国内のマップを確認しましょう。
調べたい リーフバロメーターで治安状況を調べる
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治安のいい地域と悪い地域
よく、「治安はいいですか?悪いですか?」と聞きますが、治安のいい地域、悪い地域ってどういう意味なのでしょうか?
一般的に、オランダで治安のいい地域と言われているのは、居住地として、生活の質がよく、地域の騒音公害、危険性などが少なく、住宅環境がよいとされています。
オランダの治安
在蘭日本人の間では、オランダの治安はとてもいいという話になります。
基本的に、夜道を出歩いても大丈夫な場所が多いと思います。
それでも危険な場所がないわけではないので、泥酔してひとりで歩くような無防備なことはもちろん危ないです。
その辺は自己責任ですね。あくまでも、日本ほど治安のよい国も今やめずらしいので、日本基準の行動をしていると危険もありえます。
オランダの治安状況や住みやすさを表すマップ
治安を客観的に見たいときに、オランダ全土を網羅した、治安状況を表すマップがあります。
これは、オランダの「内務、および王国関連省」が公開しているマップで、誰でもオンラインでアクセスできます。
リーフバロメーター(de Leefbaarometer)と言って、生活の質を100×100mの範囲ごとにレベル分けしたものです。この調査は、2008年からスタートし、2年ごとに更新されています。
調べたい リーフバロメーターで治安状況を調べる
リーフバロメーターの見方
住みやすさをもとに、濃いグリーンから黄色、濃いオレンジへと色分けされています。
濃いグリーンが一番治安がよく、濃いオレンジへ移行するにつれて治安がよくないとされています。
実際にオランダ全体を見ていただくとわかりますが、一見してほぼ緑に覆われています。これをズームアップして細かい地域を見ていくと、黄色や濃いオレンジの場所もあることがわかります。
治安がよくないとされる場所
治安のよくないオレンジ色の部分は避けたほうがいいの?
治安がよくない場所はやめておこう、という判断は間違ってはいないと思います。
一般的に、治安がよくないとされやすいのは、「移民の多い地域」であったりします。
ところが、どうでしょう。海外移住する私たち日本人もここオランダでは「移民」です。
移民と呼ばれる人の中には、国を追われて出てきた人たちや貧しい人たちも多いです。けれども、オランダ語の習得に励み、真面目に仕事をしている人を多く知っています。
それなのに、私たち日本人も含め、「移民」が多いエリアが「危険」と言われると、どう思いますか?
あまりいい気持ちはしませんよね。
最終的には自分の目で見て判断する
住む場所でも学校でも、最終的には自分の目で見て肌で感じて判断するのが賢明です。
なぜなら、濃いオレンジのエリアは必ず避けたほうがいいかと言われると、そうとも言えないです。
厳しい状況でオランダに住むことになった移民の人たちの中には、人の心の痛みがわかる心優しい人も多いです。すると、困った時に助け合えたりします。私は、その点、悪いイメージを持っていません。
それに、私は治安のよいとされる濃いグリーンのエリアで事件に巻き込まれたことが2度も(!)あります。ピュアなオランダ人の多いエリアで、安心しきっていました。
家探しをする場合は、情報に頼りすぎず、ご自身の目で見て雰囲気や居住環境を確認なさるのがベストです。現地に行ってみると、そこを歩いている人や通りから見える家の雰囲気などで、あなたが住みたいエリアかそうでないか自ずと判断できるでしょう。
人の感覚や価値観はそれぞれです。
オランダで治安の良い場所に住みたい、のまとめ
オランダで条件の揃ったお家を見つけるのは大変ですが、必ずご縁があって、見つかります。住みやすさももちろん考慮して、ステキなお家に出会えますように。
まとめ