- Wiseのデビットカードってなに？
- 海外旅行や滞在者にどう便利なの？
- クレカを持っているから充分だと思うんだけど、どう違うの？
海外旅行者、海外在住者（移住者）にとってもとっても便利なカード、Wiseデビットカードをご存じでしょうか？
私は、夏の一時帰国で確信しました。
Wiseデビットカードは、１枚もっておいて損はない！
なぜなら、Wiseデビットカードは、複数通貨を持つことができるからです。そのため、海外と日本を行ったり来たりするような移住者や駐在者にはぴったりなカードだと思うのです。
特に、海外引っ越し前から現地の外貨と口座を持つことができるのは最大のメリットだと思います。
そこで、この記事ではWiseデビットカードについて、以下のことがご理解いただけます。
注意）アメリカ発行のWiseデビットカード情報ではありません。
この記事から学べること
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Wiseデビットカードの基本情報
まずは、Wiseデビットカードのメリットをお伝えする前に、基本情報をお伝えします！
Wiseとは？
Wiseとは、旧称トランスファーワイズ (TransferWise）という会社のことです。
TransferWiseは、海外送金の際にかかる不透明な高い手数料という障壁をとっぱらった企業です。2011年の創業時からはや10年以上の時が流れ、現在は安全性とその人気をすっかり確立しています。
2021年TransferWiseは社名をWiseに変更し、2021年7月にロンドン証券取引所に上場しました。
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Wiseの魅力は海外送金における手軽さとお得さ
Wiseを利用すると、海外送金にかかる多額な手数料が最高75%削減できるんです！銀行などへ出向く必要もなく、すべてオンラインで完結します。
それは、海外送金の送金人と受取人とのマッチングをWiseが行なっているからです。
これが、従来の銀行による海外送金の仕組みです。
ゆみこさんが送りたい金額が海を渡り、アメリカの銀行を通してブライアンに支払われるまで、送金手数料をはじめ、中継する銀行へも支払う「隠れコスト」がありました。銀行を通しながら、お金を動かしていくからです。
その詳細は送金時点に明らかにされておらず、受け取り金額がとにかく目減りしているのが当たり前でした。
ところが、Wiseがスタートした画期的かつフェアな方法をご覧ください。
ゆみこさんが送りたい金額を日本の銀行からWiseに登録すると、アメリカのWiseがブライアンにアメリカの銀行から支払いをしてくれるのです。
つまり、お金が実際に海を渡ることなく完結します。
そうすることで、Wiseは送金時から手数料を明瞭に知らせることができます。つまり、ブライアンが受け取る金額も、送金時からあらかじめ提示され、合意されているわけです。
Wiseのトップページでは、いつでもその試算をすることができます。隠れコストのない受け取り金額を無料でどなたでも確認できます。
公式サイト Wiseによる海外送金の試算をする
*デビットカードがなくても、Wiseの無料アカウントを作成することにより海外送金は可能です。
デビットカードとは？
デビットカードを支払い時に使うと、お金が即座に銀行口座から引き落とされます。
日本では、1999年に「J-Debit」という支払い方法で知られるようになりました。
利用者がなかなか増えませんでしたが、キャッシュレス決済が普及し始めた今、デビットカード支払いが再び人気を集めてきました。
オランダでは、デビットカード支払い（通称PINピン）がどこでも可能で、最も手軽、かつ好まれる支払い方法です。Wiseのデビットカードは、オランダでも使用できます。
1999年に発行された、「オランダ人のまっかなホント」にもこのように書かれています。
オランダ人は金が目につくことを嫌がる。
（中略）
勘定の支払い、個人的な決済、慈善活動への寄付は、現金や小切手ではなく、銀行口座を通じてこっそり行われる。
（中略）
オランダでは、銀行のキャッシュカードで買い物をして口座から直接支払うシステムが急成長をとげ、1990年の導入当初は300万件だった取扱量が、1996年には3億7100万件にまで増加した。
いまやヨーロッパではいちばんこの支払い方法を活用しているのは、オランダ人である。
オランダ人のまっかなホント 第14章キャッシュカードをご用意ください P88より引用
日本にJ-Debitというデビット方法が普及した1999年には、オランダではすっかりキャッシュレスになっていたと思うと、すごいですよね。
それほど、オランダではデビットカード払いがすっかり定着しているわけなのです。
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クレカとの違いは？
クレカ（クレジットカード）とは主に以下の点で異なります。
| クレジットカード | デビットカード | |
|---|---|---|
| 利用金額の引き落とし | 後日まとめて | 利用ごとに即時 |
| キャッシング | 可能 | 不可 |
| リボ払い | 可能 | 不可 |
| 発行時の審査 | あり | なし |
| ポイントの有無 | あり | なし |
他にも、デビットカードは、基本的に年会費などの維持費が必要ないことが多いでしょう。
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Wiseデビットカードの発行と維持にかかるお金は？
Wiseデビットカードは、Wiseの無料アカウントを作成することにより発行してもらえるようになります。
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銀行での両替や海外送金は損しているよ
発行費は、2022年8月現在、1200円。ヨーロッパで発行する場合は7ユーロです。
一度デビットカードを発行してもらえば、Wiseのアカウント維持費などはいっさいかかりません。
それなのに、たくさんのメリットが！！！下で説明していきますね。
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Wiseデビットカードのメリット
ここからは、Wiseデビットカードのメリットをお伝えしたいと思います。
海外引っ越し前からユーロ通貨と口座を持てる
これはユーロ通貨圏内であれば間違いないのですが、海外引っ越し（移住、留学など）や海外出張・駐在の前から、ユーロの通貨を現地の口座に持つことができます。
Wiseはこれを、「マルチカレンシー口座」と呼んでいます。
イメージ湧きにくいなあ、つまりどういうこと？
つまり、こういう流れ！
Wiseのデビットカードを持ったら
- 海外引越前
- 本人確認書類を登録
- デビットカードの発行依頼をして郵送カードで受け取る
- 口座にお金を（日本円）をチャージする
- ユーロの口座情報（IBAN）を取得し、Wiseアカウント内で日本円をユーロに両替しておく
- どこよりも早くて安い両替手数料と送金手数料！
- 海外引っ越し後
- 空港に着いた瞬間からWiseのデビットカードでユーロでお買い物
- 交通機関の切符から水まで、無駄もなく買える
お分かりいただけるでしょうか、このイージーな流れ。
ユーロ圏に着いたそばからすぐにユーロを使うことができるんです。ローカルのように、カードをピッと機械にかざすだけ。
両替所に行く手間も、お財布の中の通貨を持ち変える必要もありません。
だからこそ、海外へ行く人におすすめなんです。
Wiseがすごい 日本にいながらユーロアカウントをもつ
海外からの支払いや給与の受け取りなど、外貨はそのまま保持できます。
取得できる海外口座情報は、以下
- イギリス
- アメリカ
- ヨーロッパ
- オーストラリア
- ニュージーランド
- シンガポール
- ルーマニア
- カナダ
- ハンガリー
- トルコ
ちなみになる話：オランダで銀行口座を作るまで
オランダでは銀行口座を開設するには、市役所への住民登録によるBSNナンバーが必要になります。
私たちの場合、市役所のアポを取るまでに時間がかかったのと、オランダあるあるな予想できない出来事のために、オランダを訪れた日から、2ヶ月弱かかりました。
実際のレートを使った両替と透明性のある手数料
Wiseは、送金人と受取人のマッチングを行うことで、これまでのような銀行の中継手数料などをなくした画期的な方法をとっています。
また、通常、銀行のカードの場合、海外送金や海外キャッシングの際に、「海外事務手数料（外貨取扱手数料）」として1.6%〜3.0%の手数料が追加で引かれてしまいます。
一方、Wiseデビットカードは、0.45%〜3%の格安の手数料で通貨を両替して使うことができるのです。日本の銀行が発行するデビットカードよりも最大75%お得に外貨を利用できるのです。
(例：日本円→ユーロは、たった0.6%の両替手数料)
このようにして、56通貨を持つことができます。（2022年8月現在）
公式サイトWiseデビットカード公式サイトから手数料について知る
オンラインで登録から管理まで
Wiseデビットカードは、オンラインでアカウント登録するところから、管理まで、すべてオンラインで完了します。
わずらわしい手続きはなし。
スマホアプリもあり、口座残高の確認から送金まで一括して手元で管理できます。
困ったことがあれば、日本語のヘルプセンターもあるので安心して相談できますよ。
使い過ぎの心配なし、口座残高分だけお買い物
デビットカードでのお買い物は、お金の使いすぎの心配がありません。
クレジットカードの場合は、お金がすぐに口座から引き落とされることはありません。つまり、「借りている」状態になっています。
しかし、デビットカードでは、使用金額もアプリで確認することができるので、残高をいつでもチェック。
外貨による使いすぎを防いでくれる上、不正利用防止にも繋がります。
公式サイト Wiseデビットカードの公式サイトをみる
現金引き出しの必要なし、Apple PayやGoogle Payも利用可
Wiseデビットカードがあれば、外貨であろうとも、口座から現金を引き出す必要がいっさいありません。
それは、安全性の面から見ても、おすすめの方法です。
Apple payやGoogle PayへWiseデビットカードを追加できます。
キャッシュレスでお買い物をしましょう。
公式サイト WiseデビットカードをApple Payに追加する方法
公式サイト WiseデビットカードをGoogle Payに追加する方法
まとめ
Wiseデビットカードは、海外留学や出張に行く人、滞在者にとって超絶便利なカードであることがわかっていただけましたか？
デビットカードを作ればなお便利ですが、Wiseの無料アカウントさえひらけば、海外送金を手軽に行うことができます。生活費の送金に必要な方はぜひ利用してみてください。
しかし、多くのメリットを享受するのであれば、ぜひ1枚持って、安くて早い外貨両替や海外送金を体験してみてください！
ちびいきの移住時には、このデビットカードがなかったので、たくさん損したんだな〜って思います。
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銀行での両替や海外送金は損しているよ
