海外移住にかかる費用ってどのくらい?
海外移住を初めて検討する人にとって、費用は最重要項目でもあります。それに、費用はかなりかかるようなイメージがありませんか?
今回はあなたが海外移住をしたい国で、どの程度の費用が必要かを試算するときに調べておきたい項目を4つご紹介します。
下見費用
意外とあなどれない下見。もしかしたら、移住先を一度も訪れることなく住んじゃおう、という強者もいらっしゃるかもしれません。
個人的には、ぜひ下見してください、とお伝えしたいです。
私は移住前に、家族で下見旅行に訪れました。5泊7日と十分な日数ではありませんでした。可能であれば、1ヶ月、もしくはそれ以上の滞在がおすすめです。
住むのと、旅するのは、視点が違います。自分が住む、という意識で街やスーパーへ行ってみると、旅行者としてキラキラした眼差しで眺めるのとは違う点に気付くと思います。
- 航空チケット代金(往復分)
- 滞在費(ホテルやAirBnBなどの宿泊費)
- 食費
- 交通費
- 娯楽費
お買い物も楽しんじゃおうという方や、美術館に行っちゃおう、というような娯楽費は、個人によって支出量が違います。念のため費用項目としてあげておきました。
現地で起業やビジネスを考えている人は、その視察もやっておくのがいいですね。
引っ越し費用
移住先を下見して、よし、引っ越しだ、と覚悟を決めたあなた、おめでとうございます。
日本国内でも引っ越し費用っていいお値段ですよね。
海外へ引っ越すともなると、結構かかります。
そのため、まずは海外への引っ越しを決めたのなら、こんまり流でも、ミニマリスト流でも、日本風の断捨離でもいいので、とにかくモノを減らしましょう!!
どうせ移住をしてしまうと、現地のものがステキに見えます。その土地の天候や風習に合わせたものが売られているので、日本で使っていたものより便利なことも多いです。それに、お買い物も楽しいですしね。
そのうえ、引越費用をおさえるために船便を利用すると、日本から荷物が届くのに、1ヶ月〜2ヶ月かかると思います。あなたが大事に日本で箱にしまったものは、届くまでに忘れてしまいます。
そのため、できるだけ、現地で調達できるものは現地で、という方法が一番節約でき、効率がいいと思います。
頼りになるヤマト運輸で海外引っ越し
私たち家族の引っ越しは、こちら「ヤマト運輸 海外引越単身プラン」を利用しました。
こんな方にオススメ
- とにかく引っ越しに関する費用は安くおさえたい
- 荷造りや荷解きは自分自身でやりたい
- 家具などの大きなものは送らない
クロネコヤマトの海外引っ越しには、3コースあります。
- ミニマムコース
9箱くらいで収まりそうな方向け - レギュラーコース
14箱くらいで収まりそうな方 - エクストラコース
18箱送れる
荷量と予算によって選びましょう。費用は、引っ越し先によっても異なりますので、詳しくはヤマト運輸海外引っ越しのページで試算してみてください。
海外引っ越し料金の目安の調べ方
ヤマト運輸「海外引越単身プラン」のページにて、希望の行き先を選択すると、各国に設定された料金設定を確認することができます。
アメリカのロサンゼルスの海外引越単身プラン料金表です。レギュラープランで14万円 → 22万円(2023年3月調べ)
続いて、近年移住先として大人気のシンガポールはこちら。日本からさほど離れていないので、やや低料金です。
ヨーロッパはオランダを見てみました。遠いので、料金も高いですね。私たちがこのプランで引っ越しした7年前より7万円値上がりしています。(2023年3月調べ)
レギュラーコース14箱で引っ越しました。家族3人の荷量として十分ではありませんでしたが、荷物をだいぶ整理しました。
もしあまり荷物がないのであれば、郵便局から国際郵便として送って引っ越しする人もいます。
高価買取を利用して荷物を整理
引っ越しの荷物を整理するのに、とっても便利です。
ビザ費用
日本人で日本で生活している限り、まったく縁のないビザ。ビザは海外に長期住む際には必要です。これがないと不法滞在になります。
先ほど引っ越し料金設定を確認した、アメリカ、シンガポール、オランダで、ビザ費用を調べてみました。
例① アメリカ合衆国
黄色のマーカーで引いた4つが一般的に移住に使用するビザと言えそうです。
160〜190ドルなので、17000円〜21000円に相当するでしょう。(2023年3月現在)
例② シンガポール
シンガポールのビザ情報は、シンガポール入国管理局のサイトにて要件や詳細を確認することができます。
こちらは、18歳から30歳までの人が取得可能なワーキングホリデービザです。
発行時に175ドルの支払いが必要です。
発行可能なビザの種類を全て確認したい方は、こちらから。
例③ オランダ
個人事業主ビザ、ワーホリビザ、学生ビザなどがあります。
詳細は以下をご覧ください。
一時滞在費
一時滞在費とは、日本から移住先に到着し、新居に住むまでの間にかかる滞在費用のことを指しています。
移住先での新居を事前に決めて渡航するのであれば、一時滞在費の必要はないかもしれません。到着後すぐに住むことができるようであれば、問題ありません。
事前に家を決めるためには、新居探しをふまえた下見旅行をしておくか、前もって現地の不動産とやりとりし、物件をおさえておく方法があります。もしくは、現地の代理店を使ってめぼしをつけておく、などです。
新居を決めるためには、住む場所の環境、お子様がいれば教育施設の有無など多くの要素を確認しておくほうがいいです。そのため、実際に自分の目で確かめて決めるほうが、住んでからのトラブルを少なくできると思います。
- ホテル、AirBnbなどの宿泊費
- 食費
- 交通費
一時滞在に必要な費用は、最低でも1ヶ月ほど見込んでおくのがいいでしょう。ヨーロッパのたいていの国では、空き物件数が非常に少なく、家探しに時間がかかるのが一般的です。長くかかる方は、半年経っても見つかりませんでした。
ただ、私たちのように到着から1週間で見つかる場合もあります。家はタイミングです。
海外移住の際にかかる費用項目、のまとめ
海外移住にかかる費用について、概算するために必要な項目をまとめてご紹介しました。ビザにおける要件や費用は変わりやすいので、必ずご自身でもご確認ください。
海外移住にかかる費用を概算する際に必要な項目のまとめでした。