オランダで妊娠出産

今度は産科専門医と真っ向勝負

2021-06-08

産婦人科, オランダ, 妊娠, 出産, 海外移住

妊娠10週で、病院付属の助産院と初めての面談を受けました。

その際に、甲状腺の状況とホームドクターの見解を伝えたところ、毎週1回行われる附属病院の産科医との会議で、話し合ってくれることになりました。

オランダでは、カルテ情報は全てシステム上で管理されているので、産科医でもホームドクターでも、助産師でも同一のカルテ情報を見ています。日本だと病院ごとにカルテで管理されていますよね。この助産院では、その産科医との会議の際に、特に考慮しなければいけない妊婦や、初めて受入した妊婦についても口頭で情報をシェアしているとのことです。

病院の産科医と面談

それから数日待って、産科医と会えることになりました。

ホームドクターというのは、総合医なので、浅く広く全般的な知識を持っているドクターです。病院(蘭:Ziekenhuis)で働くスペシャリストと呼ばれる専門医は、各々の分野に特化した医療知識を持ち合わせています。

ようやくその専門医との面会にこじつけられました。

甲状腺専門医ではないものの、妊娠出産との関係性は理解できていると信じたいところです。

さて、甲状腺のメディカルヒストリーとホームドクターの意向を専門医に伝えました。ここでも英語で話をしてもらっています。

ホームドクターの意向についてお知りになりたい方は・・・

前回の血液検査から3週間ほど経ってるので、再検査しようと妥協案をもらいました。どうやら産科医も投薬がすぐに必要との判断ではないようです。

思わず、

「甲状腺の症状をもつ妊婦はオランダにいるのでしょうか。」

と聞いてしまいました。

「たくさんたくさん見てきました。」

と返答をもらいました。

どんでん返しの血液検査

最後に専門医による経腹エコー検査も受けたのですが、特筆すべきこともないようで、赤ちゃんは元気そうでした。

そして、血液検査の結果が数日後に。

2.5以下にすることが推奨されるTSHのレベルは、なんと1.9!!!

前回の4.1の数字がたった3週間でこんな変化をするのかと、電話で結果を聞いた時には信じられませんでした。

とにもかくにも、これは満場一致で投薬の必要はなし、という結果になりました。

この判断が覆ることはその後もなく、前回とは違った投薬なしでの妊娠期間を過ごしています。

まとめ

3週間でこれだけ変化するのであれば、TSHの値1.9が今度は8.3とかとんでもなく高い数値に変化することもあるのでは?!という疑念もよぎりましたが、もうそんな想像したって仕方ありません。

オランダ人の友人にアドバイスを求めると、セカンドオピニオンを得られたのだからひとまず安心しなさい、と。

今後も妊娠週に応じた血液検査が予定されているので、その時に合わせて甲状腺の検査もしてもらおうと思います。

オランダで心配な診断を受けたら、まずはセカンドオピニオンを求めてください。無料で可能です。

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